看護師はたのもしいイメージ

看護師のイメージと言えばたのもしさがあるといわれます。きびきび動いてとてもしっかりしているイメージでしょうか?
事実、実際の看護師は芯がしっかりしていて厳しい人が多い。
にこやかにフランクに患者と接することも仕事のうち。優しいだけではとてもじゃないが勤められない職業です。

妊娠して大きなお腹を抱えながら仕事をする看護師さんが多いんですよ。
安定期であり、立ち仕事はあまりしていないのですが。、産休ぎりぎりまで働いているかたが多い。
だからたくましたく見えるのかもしれませんね。

もう一つの生命を抱えながら、一方で消えゆきそうな生命を看護する姿は摩訶不思議かも。
生命の輪廻を感じずにはいられません。
看護師として勤務を始めてから改めて感じた事は、「必ず人は朽ちる」ということ。

街を歩きながら行き交う人々を観察していると、
何十年後には病院で寝たきりになる可能性のある人がこの中に大勢いる。
仕事を終えて一杯やっていこうと居酒屋へ向かうサラリーマン。
飲み会にはしゃぐ大学生。
元気に闊歩する働き盛りの人も皆皆朽ちて行くのだ。

言い方は悪いかもしれないが良くも悪くもそれが現実。
これからもっとたくさんの患者を看て行かなければならない。
それなのに看護師不足や医師不足が問題になっているのは本当に大変な事である。

看護師の過酷さは、精神のバランスが一番重いのではないかなと感じます。